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2021.3.30
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【東愛知新聞に寄稿②】
東愛知新聞社に3月26日に寄稿しました。
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コロナに打ち勝つメッセージ
東京オリ・パラ開催は必要
G7と呼ばれる日本や米英独仏など主要7カ国の首脳が先月、オンラインで会議を開きました。我が国の菅総理にとっては、米バイデン大統領とともに就任後初めて臨む首脳会議となりましたが、会議では「新型コロナウイルスに打ち勝ち、よりよい回復のために各国が協働していく」ことが確認されました。
コロナ対策だけでなく、世界経済の回復や国際平和のためにも先進各国が手を取り合って協力することが話し合われました。そして自由民主主義の価値観を共有して協力する多国間主義を取り戻して、中国やロシアといった権威主義体制の国々との戦略的競争に勝利することも確認されました。
他方、日本と米国、オーストラリア、インドの4カ国は先日、こちらもオンラインによる首脳会議を開きました。インド太平洋地域の中核を占め、「クアッド」と呼ばれる4カ国による「協調・協働」を確認する会議です。安全保障や経済面で脅威となっている中国を念頭にした会議であり、コロナ対策の協力体制などについて話し合われました。
こうしたG7、クワッドなどの動きや成果を踏まえつつ、私は国会議員の一人として安全保障や外交問題にも全力をあげて取り組んでいくことの大切さ、責務を改めて痛感した次第です。
沖縄・尖閣諸島周辺の海域に中国の公船が繰り返し侵入していることに強い懸念を持ちつつ、外交、国際協働に積極的に関わっていこうと改めて決意しているところです。
G7会合では、菅総理は7月から予定されている東京オリンピック・パラリンピックに言及しました。
菅総理は今通常国会冒頭の施政方針演説で「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証として」東京五輪・パラリンピックを開催・成功させる決意を表明しました。
私は全面的に賛成です。確かに世論調査などでは「中止」「延期」論が一定の割合で国民の間にあることは承知しています。総理とてもそれは百も承知していることです。
しかし、私は「世界的なコロナ禍の中で人類は、日本は五輪を開催したのだ。成功させたのだ」という実績を残すことが欠かせないと思っています。これからの世界を展望するととても重要なことなのです。
五輪という場で世界が一体となってコロナ危機に対応し、「戦った」「戦っているんだ」というメッセージを国内だけにとどまらず、全世界に向けて発出することになるのです。五輪出場を目指して努力してきたアスリートの皆さんのためにも開催・成功は必要なのです。
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今回は、外交・国際協働への決意、また東京オリンピック・パラリンピックについて執筆しました。