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2021.4.26 news

【4月東愛知新聞寄稿しました②】

東愛知新聞社に4月21日に寄稿しました。
デジタル法案、
コロナ渦での経済・財政問題について執筆しました。
是非、ご一読ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー本文ーーーーーーーーーーーーーーーー デジタル法案の成立に期待 経済の「二極化」に対策を 菅総理が力を入れるデジタル改革関連法案が今月6日に衆院本会議で可決されて参院に送付されました。5月半ばには参院でも可決し、成立する運びとなっています。 デジタル改革関連法案は、行政のデジタル化推進の司令塔として、菅総理をトップとする「デジタル庁」を9月に創設する「デジタル庁設置法案」を柱にしています。そしてデジタル社会の理念を定めた「デジタル社会形成基本法案」▽行政手続きにおける全面的な押印廃止に必要な改正法案▽マイナンバーと預貯金口座にひも付けを促進する法案―などをまとめた法律案です。 菅総理は「新型コロナウイルスとの闘いの中で、行政サービスや民間の間でデジタル化の遅れが浮き彫りになった」として「改革を一気に加速して、誰もがデジタル化の恩恵を最大限に受けることができる世界最先端のデジタル社会を目指す」と述べています。 確かに法案に関しては個人情報の保護の点から、また「監視社会の形成に繋がるのではないのか」といった懸念の声は聞かれます。 しかし、コロナ禍の中で国民に一律10万円を配る特別定額給付金などの公的な給付金のオンライン上の手続きが滞ったことは反省しなくてはなりません。デジタル化はマイナンバーカードの機能をスマートフォンに搭載できるようにして、「すべての行政手続きをスマートフォン一つで60秒以内に可能にする」(平井卓也デジタル改革担当相)ものです。9月のデジタル庁設置に間に合わせるためもあって、「霞が関の常識を越えたスピード」(平井担当相)で法案作成から審議、衆院可決に到ったものでもあります。 コロナ禍によって私たちは「巣ごもり」などという生活の仕方、働き方をすっかり変化させました。現在のコロナ危機が一段落してももはや元通りの暮らし方に戻ることはないでしょう。リモートワーク、オンライン会議といったデジタル空間を利用した生活の仕方、働き方、人と人との関係はめまぐるしいスピードで変化し続けるに違いありません。 同時に私はICT(情報通信技術)教育の充実・促進に期待しています。ICTなどというと難しく感じますが、パソコンやタブレットを活用して「わかりやすい授業」「学習の効率化」「情報活用能力の向上」を図る教育です。すでにスタートしており、その充実と進展に期待しているところでもあります。 デジタル化は社会の流れといえると思います。デジタル法案の成立に向けたご支援ご支持を改めてお願いする次第です。 ◇ 経済・財政対策も最重要課題です。私は地元問題についての取り組みは当然として、国家の行く末を考えるべき国会議員として経済・財政問題にも積極的に関わっていきたいと考えています。 経済についてですが、日銀はこのほど3月の短観(全国企業短期経済観測調査)を発表しました。それによると景況感が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」を引いた指数である業況判断指数(DI)で大企業・製造業が非製造業を上回り、「格差」を示す結果になりました。 また製造業などが好調な業種がある一方で、対面型サービス業のように低迷したままの業種も顕著になりました。さらに中小企業の景況感は製造業、非製造業とも依然として低迷し、大企業と中小企業の差も現(あらわ)になるという「二極化」も示されました。 「二極化」に関しては、景況感が製造業では右肩上がりなのに対し、宿泊や飲食などのサービス業は厳しさを増していることから「K字回復」などとも評されています。 もう一つ経済指標を取り上げたいと思います。過日発表された国際通貨基金(IMF)の世界経済見通しです。今年の世界全体の成長率を米中経済の回復に牽引されて昨年比6・0%増と予想しています。しかし、その一方で各国の国内や国家間での格差が「危険なほど分岐」することも予測されていました。 またコロナ危機については、2008年のリーマン・ショックに比べ、発展途上国の打撃が特に大きいとしながら、米国経済の金利上昇に伴って新興国が苦境に陥る危険性も指摘して、「国際的な二極化」の流れに警告を発していました。 「二極化」と「格差」。経済学的には分析が論じられ、論争が繰り広げられていますが、私は政治家としての立場から経済の現況を踏まえ、国民目線で問題に積極的に取り組んでいく決意であります。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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